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はじめに
皆さんは、ご自身が所属する会社の歴史についてどれくらい知っていますか?創業者の方の想い、会社の設立秘話、そして数々の困難を乗り越えてきた歴史。これらの物語は、単なる過去の出来事ではなく、今の会社を形作る上で非常に重要な要素です。
会社の歴史を学ぶことの重要性
不祥事防止への貢献
会社の歴史を学ぶことは、過去の失敗や成功から学び、組織として何が大切なのかを再認識する機会となります。特に、過去の不祥事については、なぜそのような事態になったのか、どのような教訓を残したのかを深く掘り下げることで、同じような問題を繰り返さないための対策を講じることができます。
また、株式会社リンクアンドモチベーションが調査した統計データで自社の歴史や経緯の共有を行うことが不祥事発生の可能性を低下させられる、とあります。これは、従業員一人ひとりが会社の一員であることを自覚できるためであると考えられます。
(出所)株式会社リンクアンドモチベーション https://www.lmi.ne.jp/about/me/finding/detail.php?id=19
社員エンゲージメント向上
社員が会社の歴史を深く理解することで、自らが組織の一員であるという意識が強まり、帰属意識が高まります。また、会社の目指す方向性や価値観を共有することで、仕事へのモチベーション向上にもつながります。
企業文化の継承
会社の歴史は、その企業の文化やDNAを形成する上で重要な役割を果たします。歴史を学ぶことで、社員は会社の根幹にある価値観を理解し、組織の一員として行動することができるようになります。また、過去の成功事例を参考にしながら、未来へのビジョンを共有することも可能になります。
社史を学ぶための具体的な取り組み
- 社史のデジタル化: 紙媒体の社史をデジタル化することで、社員がいつでもどこでもアクセスできる環境を整えましょう。
- 社史のストーリーテリング: 単なる年表ではなく、ストーリー仕立てで社史を作成することで、社員の興味を引きつけ、より深く理解を促します。
- 社員インタビュー: 現役の社員やOB・OGへのインタビューを行い、会社の歴史を語り継ぐことで、生きた歴史を学ぶことができます。
- 歴史に関するイベント開催: 創立記念日や周年記念日などのイベントに合わせて、歴史に関する講演会や展示会を開催することで、社員の関心を高めましょう。
社史を学ぶ効果的なツール
しかし、社史を学習するのは、歴史の授業と同じように面白く、興味を持ってもらうことが難しいという側面があります。社史の編纂を行なっても従業員が読んでくれないという問題があります。
当社では、社史をボードゲームにし、遊びながら学習できるコンテンツを制作しています。
自社の過去に起こったことを止まったマス目に記載してあるため、楽しみながら自然と学ぶことができます。
また、ゲーム終了後や途中に人事部や経営者からマス目の内容の詳細を説明してもらうことで、より深く学習することができます。
会社の歴史を学ぶことは、単なる知識の習得にとどまらず、組織全体の活性化や従業員の成長に繋がる重要な取り組みです。過去の成功や失敗から学び、未来へのビジョンを共有することで、より良い企業文化を築き上げることができます。
ぜひ楽しみながら学習できる沿革ゲームサービスをご活用ください。