エンゲージメントの重要性

企業の成功において、従業員エンゲージメントは不可欠な要素として位置づけられています。エンゲージメントが高い職場は、生産性の向上、従業員の満足度の向上、そして最終的には企業の利益増加に直接結びついています。最近の研究によると、高いエンゲージメントを持つ企業は、そうでない企業に比べて個人の生産性が高いことを示しています。つまり、エンゲージメントの向上を図ることで、企業の利益増加に結びつけることができることが言えます。

ワーク・エンゲージメントと個人の労働生産性について

(出所)経済産業省 『令和元年版 労働経済の分析 -人手不足の下での「働き方」をめぐる課題について-』より 図のデザインを改変

エンゲージメントとは何か?

企業エンゲージメントとは、従業員が自らの職務、チーム、そして組織全体に対して感じる献身的な情熱とコミットメントのことを指します。これは、単に仕事に満足しているということを超え、自分の役割に積極的に関与し、その業務を通じて組織の目標達成に貢献する意欲を持っている状態です。エンゲージメントの高い従業員は、仕事において高いパフォーマンスを発揮し、新たなアイデアを提案し、困難に直面したときにも前向きな態度を保ちます。

エンゲージメントは、仕事の満足度、組織への帰属意識、自身の仕事が組織全体の成功にどのように貢献しているかという認識、そして日々の業務における自己効力感から構成されます。これらの要素が組み合わさることで、従業員は自らの職務と組織に深い関与と忠誠心を持つようになります。

ボードゲームを活用して会社理解を深める

 当社では、エンゲージメント向上策として、会社の沿革をボードゲームとして落とし込むサービスをご提供しております。こちらを使用することで、一方的な社史や通期計画の説明ではなく、社員との双方向になるような新しい研修を行うことが可能です。

 ゲームという環境を用意することで、参加者のハードルを下げることができ、また自分でプレイすることによって、一方的な情報のプッシュであったのが主体的なプルによるインプットになり会社理解の浸透率も上がることが期待できます。

また、この沿革ゲーム自身を社員で作るというプロジェクトを行うことも考えられます。ゲームを作成する中で社員自身で会社のステークホルダにリサーチすることで社員と重役の距離が縮まったり、資料などをもって会社のことを調べる過程でエンゲージメントが向上するのはもちろん、協働作業により社内のコミュニケーションが活性化されることも期待できます。